MSNお正月映画特集


おすすめ3作品

目の肥えたライター3人が選ぶ、お正月映画お勧め作品とは? 果たしてどんな作品が選ばれているのか。何を観ようか迷っているなら、読んでから決めるのもあり!

  • 相馬学が選ぶこの3本
  • こんな時代だから、ビシッと硬派なアクションで気合注入!

    いずれの作品でも描かれるのが潜入という、精神的な強さが要求される仕事。警官である父や兄のために、仕事上のパートナーたちの悪事を探ることになる、ヤクザな青年の奔走を描いた『アンダーカヴァー』のドラマは紆余曲折を経た揚げ句、血で血を洗う壮絶な争いに突入。また、『ワールド・オブ・ライズ』は、不安な世界情勢を見据えて諜報合戦を描きつつ、いつ見捨てられてもおかしくないCIA工作員の非情な現実を浮き彫りにする。そして前作のシリアス路線を踏襲した『007/慰めの報酬』の敏腕スパイ、ジェームズ・ボンドでさえ敵の正体がわからぬまま、協力者を次々と死なせてしまうという、疫病神とののしられても不思議ではないキャラクターに。新年に観るにはハードだと思われるかもしれないが、政治は頼りにできず、経済面でも世界的に不況にあえいでいる現在、信じられるものは限られている。だからこそ、せめて自分自身だけは信じていたいもの。逆境に立ち向かうこれらの主人公たちのたくましさは、タフな現代を生き抜くための活力を確実に与えてくれる。新年からギュッとかぶとの緒を締め、ビシッとスタートダッシュを決めたい方に、お勧めしたい。

  • 相馬学

    編集者を経てフリーライターに転身し、キャリア10数年。アクションとスリラー、コメディーなどのエンタメ映画とロックンロール、パンク、ソウル、そして競馬をこよなく愛する。

  • ワールド・オブ・ライズ

    ワールド・オブ・ライズ

  • アンダーカヴァー

    アンダーカヴァー

  • 007/慰めの報酬

    007/慰めの報酬


  • 高山亜紀が選ぶこの3本
  • お正月から悩殺必至。男の美学と色気にしびれる濃い3本

    気付けば2作もハリウッド俳優によるスペイン語ものを選んでしまった。情熱、最高! 『アラトリステ』は騎士をやらせたら右に出るものがいない、剣と馬がやたら似合うヴィゴ・モーテンセン主演作。今回も無骨な剣士を熱演。能力は高いのに出世に興味なし、さらには愛にも不器用という孤高のキャラがハマっており、男も女も思わずほれぼれするかっこ良さである。もう一本は『トラフィック』のスペイン語演技ですでにオスカー獲得歴のあるベニチオ・デル・トロ様による『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの革命』。前者では革命に燃え、自信に満ちあふれた若き日のチェ・ゲバラを、後者では徐々に死へと追い詰められていく焦燥しきった最後の瞬間のチェ・ゲバラ……と見事な演じ分けである。2本で約5時間と超大作だが、彼がこの作品にかけた時間や労力を考えると、それでもまだもったいないくらいのぜいたくな仕上がり。最後にはチェ・ゲバラの顔が思い出せなくなるほど、彼に成り切っていた。残りの一本は臨場感あふれるザ・ローリング・ストーンズのライブをマーティン・スコセッシ監督がカメラに収めた『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』。ライブ中、ちら見えするミックの色っぽい腰に目がくぎ付け。素顔はじいさんだけど(笑)。

  • 高山亜紀

    編集プロダクションを経て、フリーライターに。特技は重箱の隅をつつくようなツッコミ。女性誌を中心に活動。Webサイト「ELLE girl」では海外ドラマのコラムを連載中。

  • アラトリステ

    アラトリステ

  • チェ 28歳の革命

    チェ 28歳の革命

  • ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

    ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト


  • 前田かおりが選ぶこの3本
  • 一年の計は元旦にあり、ヒネた心もピュアになる3本

    映像が素晴らしく、詩的な映画『きつねと私の12か月』。森で出会った美しいきつねに触りたい! 友だちになりたい! なんて一心で少女がきつねを追いかける。映画『皇帝ペンギン』のリュック・ジャケ監督の自伝的要素がベースで、しかも自分がよく知るフランス・アルプスの四季をこれでもかというぐらいに丁寧に美しく撮っている。しかも、動物ドキュメンタリーの第一人者だけに、自然の教訓も忘れてはいないのだ。『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』は人気アメコミ映画の第2弾。異形のモノたちが誤解を受けつつも人類のために体を張って戦う……。そんなヘルボーイと盟友エイブがバリー・マニロウの名曲「涙色の微笑」なんてラブソングを歌ったりして、人間の男よりも、ずーっと純な彼らに胸キュン。『エグザイル/絆』は全編、男気に熱い連中の話。友のために組織に盾突き、そしてその友の妻のために命を投げ出す! カッコ良過ぎる男たちに乾杯! 一年の計は元旦にあり、今年もピュアな心で映画を楽しみたい……って、多分3日と持たないと思うが。

  • 前田かおり

    一般誌ライターを経て、映画ライターへ。子どものころから時代劇好き&サスペンス好きがたたって渋づらオヤジ俳優好き。海外ドラマもアレコレCHECK中!

  • きつねと私の12か月

    きつねと私の12か月

  • ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

    ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

  • エグザイル/絆

    エグザイル/絆