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名匠クリント・イーストウッド監督が太平洋戦争最大の激戦地、硫黄島での闘いを日米双方の視点から描いた“硫黄島2部作”の第2章。日本軍総司令官、栗林忠道将率いる日本兵たちが、死を覚悟しながらも最期まで闘い抜いた姿を描く。栗林を演じた渡辺謙は、栗林の生家を訪ねて人物像を研究するなど徹底した役作りを行った。1944年6月、硫黄島に着任した栗林中将は、旧来の無意味な作戦の撤回、上官による兵士への体罰の禁止など合理的な体制を整えていく。さらに全長28kmに及ぶ地下要塞の構築を指揮し、3倍もの兵力を誇る米海兵隊の砲攻撃を耐え抜くことに成功した。そしてついに、米軍の大艦隊が硫黄島に上陸、栗林隊も反撃に出る。
名前:栗林忠道(渡辺謙)
職業:陸軍中将
愛するもの:妻と子供たち
硫黄島に着任早々、合理的な作戦で部下を率いてきた栗林。圧倒的な米軍の戦力から、約1ヶ月も島を防衛できたのは彼の力が大きい。また、駐米経験もある有能な指揮官でありながら、食事はみずから部下と同じものをとるなど、栗林はまさに“理想の上司”であり、“男が惚れる男”なのだろう。従来のやり方を通そうとする古参の将校たちから反発されようとも、己の信念を貫き、部下の信頼を得てきた栗林。死を覚悟した最後の総攻撃を前に、残った兵に対し「予は常に諸子の先頭に在り」と檄(ゲキ)を飛ばす彼の姿が胸を打つ。また、届かないと分かっていながらも日本に残した子供たちへまめに手紙を書き、妻には島での過酷な状況を悟らせまいと、生活上の注意などをしたためるなどの“よき家庭人としての顔”も栗林の魅力。
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