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“恋愛映画”といえば、いまも昔も“ラブコメ”や“純愛モノ”が主流だけれど、楽しくも苦しい本当の恋愛を経験してきたオトナには、正直言って物足りない。「甘いだけの恋愛映画はもう飽きた」というあなたに向けて、MSNがちょっと“辛口”の恋愛映画をピックアップ。数々の作品を相手に、恋愛の真の姿を感じてみませんか。
『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞監督賞を受賞したアン・リーが、中国映画として初めて性表現の限界に挑んだ話題作。チャン・ツィイーやスー・チーら人気女優を退け、ヒロインの座を射止めた新人、タン・ウェイが名優トニー・レオンを相手に体当たりの演技を見せる。1940年代、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる女スパイ、ワンは敵対する特務機関の顔役であるイーに接触し、暗殺の機会をうかがっていた。その美貌を武器にイーを誘惑することに成功したワンは、素性が知られたら殺されるという極限状態の中で彼と肌を重ねるうち、イーに惹かれ始める。一方、イーもまた、ワンのミステリアスな魅力に溺れていく。
リー監督が「男対女の心理的駆け引きを描く上で重要だった」と語るイーとワンのセックス・シーンは、赤裸々で衝撃的。肉体を暴力的なまでにぶつけ合う行為ももちろんセンセーショナルだが、人を信じずに生きてきたイーのどこか冷徹な眼差しと、素性を知られまいとするワンとの視線の絡み合いには息を呑む。イーがワンに心を許していく過程を“目”だけで見せるレオンの熱演にも注目だ。
© 2007 HAISHANG FILMS/WISEPOLICY

