アカデミー賞前哨戦 ゴールデン・グローブ賞特集
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ゴールデン・グローブ賞 現地レポート
今年のゴールデン・グローブ賞は、WGA(脚本家組合)のストで授賞式の開催も危ぶまれる異常事態!
どうしてこんなことになったの?これからどうなるの?07年7月に始まったWGA-AMPTP(映画&TV製作者組合)間の交渉の行方を徹底レポート!

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ヘッドライン01
WGA(脚本家組合)とAMPTP(映画&TV製作者組合)の協議スタート (07/7月)
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
WGA(脚本家組合/Writers Guild of America)の主な要求は、これまではマイナーな収入源として見過ごされてきたDVD、インターネット媒体での映像著作の二次使用料のレートを引き上げること。現状のレートはこれらのメディアが勢力を持つ前に制定されたもので、妥当な数字ではないとWGAは主張している。これに対し、AMPTP(映画&TV製作者組合)は、インターネットにおける収入はそれほどあがっていないとして利益配分の据え置きを主張している。
ヘッドライン02
WGA、1988年以来19年ぶりのストに突入!(07/11/05)
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
WGAがストに突入する場合、そのX-Dayはスタジオとの現行契約が切れる10月31日以降になるとの予測が業界内で囁かれていたが、契約が切れてわずか5日後、WGAは約19年ぶりとなるスト突入を宣言した。直前に行われた最後の交渉でもAMPTP側からの大幅な歩み寄りはなく、予想を上回る速さでのスト突入となった。ちなみに1988年のストは22週間続き、業界全体に5億ドルの損失を与えたといわれている。
ヘッドライン03
スト開始から半月、運動はますます過熱!(07/11/20)
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
スト開始以来、大手配給会社の正面玄関前など、少なくとも12以上の有名な場所にピケットラインが張られ、脚本家たちによる抗議活動が繰り広げられている。13日にユニバーサルスタジオ前に張られたピケにジャック・ブラック、ミニー・ドライバーなど有名俳優が集結して脚本家たちにエールを送ると、翌 14日にはウォール街で大規模なビラ配布が行われ、今回のゴールデン・グローブ賞作品賞候補にも挙がっている「フィクサー」の脚本家兼監督であるトニー・ギルロイらが参加し、スタジオ批判の発言を行っている。また、20日にはハリウッド大通りで4000人ものスト賛同者たちによるデモ行進が行われた。
ヘッドライン04
WGAストで最も被害を受けるのはTVの人気トーク番組?
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
今回のストライキで真っ先に被害を受けているのが、人気ホストがゲストを迎えてトークを展開するTV番組だ。来年2月に行われる予定のアカデミー賞授賞式で司会を務めるジョン・スチュワートの人気トーク番組や、ジェイ・レノ、コナン・オブライエンといった人気者たちの番組が次々と収録中止に追い込まれている。これらのトーク番組は、ほとんどがWGA会員が執筆した脚本をもとに構成されているため、ストにより脚本執筆が凍結されている現状では実質収録は不可能な状態。そのため、これら人気トーク番組は現在、過去に収録した回の再放送に切り替えられている。
ヘッドライン05
スト開始から4週間、ようやく再交渉スタート(07/11/30)
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
ストが4週目を迎えた11月の終わり、約3週間ぶりとなるWGA-AMPTP間の交渉が行われた。AMPTPは今回、WGAの要求に大幅な歩み寄りを見せるも、WGAはこれを不服として交渉はまたもや決裂した。AMPTP側は、例によってWGAのかたくなな態度を批判、いたずらに交渉を引き延ばしているだけだとコメントしている。しかし、WGAにとってもストの引き延ばしは自らの首を絞めることになりかねない危険を孕んでいる。脚本家たちの収入ストップはもちろんのこと、08年1月30日にはDGA(監督組合)とスタジオとの契約が切れるため、AMPTPはDGAとの交渉に移ることになる。そうなればWGAの影響力は必然的に縮小してしまうため、WGAは何としてもそれまでに交渉を有利な形で終えなければならない。
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Photo:Getty Images/AFLO