今年の夏は「コミックを実写化」作品が目白押しどこまで同じ?どこが違う?コミックvs.実写版映画の主人公を徹底比較

話題作コラム ~続々映画化! 期待のコミック&アニメ原作~

話題作コラム ~続々映画化! 期待のコミック&アニメ原作~

技術の進歩により独創的なキャラクターと魅力的な世界の具現化が可能になった。潜在ファン=ヒットに直結!? 映画をビジネスと考える風潮が高まり、製作陣は金脈発掘に必死。

『ドラゴンボール』2009年3月、日本公開予定
1984年、集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載を開始した鳥山明の同名作品が原作。サイア人の血筋を受け継ぐ高校生の悟空(ジャスティン・チャットウィン)は祖父の命により老師(チョウ・ユンファ)と7つ集めると願いのかなうドラゴンボールを捜し求める。2002年に20世紀フォックスが実写映画化権を獲得したと発表後、紆余(うよ)曲折あったが製作に『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー、監督には『ファイナル・デスティネーション』のジェームズ・ウォンが名を連ねている。大胆なアレンジで描く総製作費約100億円のアクション超大作となった。
『ヤッターマン』2009年春、日本公開予定
1977年、竜の子プロダクションによるテレビアニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」としてお茶の間に登場。泥棒のボス・ドクロベエより指令を受けてドクロストーンを狙うドロンボー一家(ドロンジョ、トンズラー、ボヤッキー)を阻止するために戦う正義の味方・ヤッターマン1号、2号の活躍を描く実写映画。『クローズZERO』『ゼブラーマン』の三池崇史がメガホンを取る。「ポチっとな」「説明しよう」といったお決まり文句やポーズなども再現するに違いない。すでに日本では、テレビアニメ放映など、メディアミックスによって国内のヒットは確実視か!?
『AKIRA』2009年、アメリカ公開予定
1982年、講談社「ヤングマガジン」にて超能力を持った少年の活躍話として連載開始。1988年大友克洋によるアニメ映画化を機にアメリカでカルト的な人気に。映画化権の争奪は一時停滞するも、全6巻の原作のうち前半3巻が前編、後半3巻が後編との2部作の実写映画として進行中で、同作ファンのレオナルド・ディカプリオがプロデューサーに加わり、主演も務めるのではとのウワサもでている。監督のローリー・ロビンソンは1978年アイルランド生まれで広告界出身。2002年にはアカデミー賞短編アニメ賞に 『フィフティ・パーセント・グレイ』(原題)がノミネートされた注目株。
『攻殻機動隊』公開時期未定
1989年、士郎正宗の原作は講談社「ヤングマガジン海賊版」に初登場。1995年、押井守による劇場版アニメが誕生し、『マトリックス』シリーズにも多大な影響を与えたこともあり、世界に認知された。ハリウッドリメイクは難航していたが、2008年春、業界紙にドリームワークスが権利を獲得し実写による3D計画を発表。スティーヴン・スピルバーグが興味を示し、とんとん拍子に進んだようだ。脚色はキアヌ・リーヴス主演のポリスアクション『ストリート・キングス』(原題)を共同脚本したジェイミー・モス。公開時期や監督については未発表だが、スピルバーグ自身が手掛ける可能性も十分にあり得る。ちなみに、1995年公開のアニメーション映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』はセリフ、音楽など再編集された完全リニューアル版が7月12日より公開。
『アストロボーイ』(原題)2009年、アメリカ公開予定
1951年、光文社「少年」にて初出。感情を持った10万馬力の少年ロボットのアトムが活躍するSFマンガ不朽の名作。今もってロボット制作にも影響を与え続けている。現在、手塚プロと香港の製作会社がフルCGアニメーションとして共同製作中。主人公アトムの声の吹き替えは『チャーリーとチョコレート工場』の若手演技派フレディ・ハイモア。ハリウッド・レポーター紙によると、声優としてニコラス・ケイジ、ドナルド・サザーランド、ビル・ナイの名が挙がった。『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』のデヴィッド・バワーズ監督がメガホンを取り、脚本を『ツインズ』のティモシー・ハリスが手掛ける。
『ドラゴンボール』で悟空を演じる、ジャスティン・チャットウィン
映画ではもっと過激な衣装らしい!? 『ヤッターマン』で女ボス・ドロンジョを演じる深田恭子
『アストロボーイ』(原題)でアトムの声を担当するフレディ・ハイモア