第80回アカデミー賞総力特集

第80回アカデミー賞総力特集
主要部門のノミネートを徹底分析!
最多ノミネートタイの「ノーカントリー」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の一騎打ちと言われる作品賞部門の勝者は!?ジョニー・デップ、悲願の主演男優賞受賞なるか!?ケイト・ブランシェットの史上初の主演・助演ダブル受賞はあるのか!?各作品・俳優の受賞の可能性をズバリ予想!

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助演女優賞
ケイト・ブランシェット(アイム・ノット・ゼア)
【代表作】
・エリザベス (1998)
・アビエイター (2004)
・あるスキャンダルの覚え書き (2006)
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●「アイム・ノット・ゼア」はGWロードショー
ケイト・ブランシェット(アイム・ノット・ゼア)
プロフィール69年オーストラリア・メルボルン生まれの38歳。「エリザベス」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされて以来、現役最高の演技派女優という名声をほしいままにしてきた。「アビエイター」で名女優キャサリン・ヘップバーン役を演じて助演女優賞を受賞。今回は主演・助演ダブルノミネートの快挙を成し遂げた。
受賞の可能性主演部門での受賞確率がゼロに近いおかげで、票割れの危険は回避された。「アビエイター」で受賞したばかりではあるが、アカデミー大のお気に入りであるブランシェットなら立て続けの受賞も十分ありうる。受賞なれば、対象作で共演し、同じオーストラリア出身のヒース・レジャーへの追悼スピーチが披露されるのは間違いない。アカデミーもそんな感動のシーンを期待しているはず。
ルビー・ディー(アメリカン・ギャングスター)
【代表作】
・ジャッキー・ロビンソン物語 (1950)
・ドゥ・ザ・ライト・シング (1989)
・理由 (1995)
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●「アメリカン・ギャングスター」は2月1日より全国ロードショー
ルビー・ディー(アメリカン・ギャングスター)
プロフィール24年クリーヴランド生まれの83歳。今回の演技賞ノミネート中最高齢。映画初出演の39年「What a Guy」から70年近いキャリアを誇る超ベテランで、出演映画は100本近い。対象作「アメリカン・ギャングスター」ではデンゼル・ワシントンの母親役を熱演。出演シーンは短いながらも確かな存在感をフィルムに刻み付けている。
受賞の可能性70年というハンパじゃないキャリアは当然大きな武器になる。今回、演技賞部門では唯一の黒人俳優であり、黒人支持票を一身に集めることになるだろう。また、有力視されながら2部門のノミネートにとどまった対象作への支持票も取り込める。出演シーンの短さが不安要素だが、功労賞に出演時間は関係ない。本命逆転への要素は揃った。
エイミー・ライアン(Gone Baby Gone)
【代表作】
・ユー・キャン・カウント・オン・ミー (2000)
・カポーティ (2005)
・Dan in Real Life (2007)
●「Gone Baby Gone」は公開未定
エイミー・ライアン(Gone Baby Gone)
プロフィールニューヨーク生まれ、年齢は不詳。ローラ・リニーと共演の「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」や「カポーティ」に出演するも、大きな代表作はまだない。ベン・アフレック初監督となる対象作で大役に抜擢されると、娘を誘拐されて絶望の淵に追い込まれる母親役を体を張って熱演し、大ブレークを果たした。
受賞の可能性前哨戦を独走も、終盤に入って失速。各都市の批評家賞では無類の強さを見せつけたが、重要視されるゴールデン・グローブ賞、俳優組合賞の2つを立て続けに落とした。投票分母の大きな2つの賞での落選は、やはり知名度の低さが大きく影響している。さらに投票数の大きなアカデミー賞での苦戦は免れないだろう。
ティルダ・スウィントン(フィクサー)
【代表作】
・ディープ・エンド (2001)
・猟人日記 (2003)
・ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (2005)
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●「フィクサー」は4月12日よりみゆき座ほか全国ロードショー
ティルダ・スウィントン(フィクサー)
プロフィール60年イギリス生まれの47歳。91年「エドワードII」でヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞して注目を集めると、レオナルド・ディカプリオと共演した「ザ・ビーチ」でハリウッドに進出。以後、「コンスタンティン」「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」などのハリウッド大作に出演し、その個性を十二分に発揮している。
受賞の可能性雰囲気がどことなくメリル・ストリープやケイト・ブランシェットに似ていて、いかにも演技派といった印象。今回がアカデミー賞初ノミネートとなるが、今後常連になる可能性も。前哨戦ではエイミー・ライアン、ケイト・ブランシェットに次ぐ3番手評価もほとんどがノミネート止まり。逆転受賞はちょっと厳しいか。
シアーシャ・ローナン(つぐない)
【代表作】
・I Could Never Be Your Woman (2007)
・Death Defying Acts (2007)
・The Lovely Bones (2009)
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●「つぐない」は4月GW、新宿テアトルタイムズスクエア他全国順次公開
シアーシャ・ローナン(つぐない)
プロフィール94年、ニューヨーク生まれの13歳。映画出演は3本目というニューフェイスだが、初の大役で周囲を驚かせる演技力を見せ付けた。透明感ある容姿と確かな演技力は早速ハリウッドでも評判となり、次回作にはピーター・ジャクソン監督の新作「The Lovely Bones」が決まっている。
受賞の可能性映画では物語の鍵を握る印象的な役柄を演じており、そのフレッシュな演技は見る者全てを魅了する輝きがある。助演女優賞部門は子役に優しい部門で、過去にアンナ・パキンやテイタム・オニールなどが受賞。昨年も「リトル・ミス・サンシャイン」の眼鏡娘アビゲイル・ブレスリンがノミネートされている。
前哨戦序盤戦を圧勝したエイミー・ライアンだが、終盤戦に失速。ゴールデン・グローブ賞、俳優組合賞を落としたのは致命的で、オスカー受賞の目は断たれたか。
重要賞であるゴールデン・グローブ賞を受賞したケイト・ブランシェットと俳優組合賞受賞のルビー・ディーが一歩リードした感だが、勝負の鍵になりそうなのは、“どちらが授賞式を盛り上げられるか”だ。同郷のヒース・レジャーへの追悼スピーチが予想されるブランシェットも、キャリアの総決算となりそうなディーも、おそらくスタンディング・オベーション必至の授賞式最大の見せ場となるポテンシャルを秘める。アカデミーがどちらのシーンを期待するかが勝負の分かれ目になりそう。
2人の対決を尻目に逆転受賞を狙うのはシアーシャ・ローナン。子役に優しい部門だけに、本命2人の間で票が割れればサプライズ受賞もありうる。
ズバリ的中!?勝手に受賞予想
予想 監督名(作品名)
ケイト・ブランシェット
(アイム・ノット・ゼア)
ルビー・ディー
(アメリカン・ギャングスター)
  エイミー・ライアン
(Gone Baby Gone)
  ティルダ・スウィントン
(フィクサー)
シアーシャ・ローナン
(つぐない)
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PHOTO:Getty Images/AFLO
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