第80回アカデミー賞総力特集

第80回アカデミー賞総力特集
主要部門のノミネートを徹底分析!
最多ノミネートタイの「ノーカントリー」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の一騎打ちと言われる作品賞部門の勝者は!?ジョニー・デップ、悲願の主演男優賞受賞なるか!?ケイト・ブランシェットの史上初の主演・助演ダブル受賞はあるのか!?各作品・俳優の受賞の可能性をズバリ予想!

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主演女優賞
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
【代表作】
・エリザベス (1998)
・アビエイター (2004)
・あるスキャンダルの覚え書き (2006)
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●「エリザベス:ゴールデン・エイジ」は2月16日より全国ロードショー
ケイト・ブランシェット(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
プロフィール69年オーストラリア・メルボルン生まれの38歳。「エリザベス」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされて以来、現役最高の演技派女優という名声をほしいままにしてきた。「アビエイター」で名女優キャサリン・ヘップバーン役を演じて助演女優賞を受賞。今回は主演・助演ダブルノミネートの快挙を成し遂げた。
受賞の可能性過去、主演・助演のダブル受賞を達成した例はなく、ブランシェットに史上初の快挙達成を期待する声もあるが、今回その可能性は極めて低そうだ。というのも、主演女優部門での対象作「エリザベス:ゴールデン・エイジ」は作品自体の評判が悪く、ラジー賞候補すら噂されたほど。さしものブランシェットでもここでの受賞確率はゼロに近い。
ジュリー・クリスティ(アウェイ・フロム・ハー 君を想う)
【代表作】
・ドクトル・ジバゴ (1965)
・ダーリング (1965)
・シャンプー (1975)
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●「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」初夏、全国にて順次ロードショー
ジュリー・クリスティ(アウェイ・フロム・ハー 君を想う)
プロフィール41年インド生まれの66歳。65年の「ダーリング」で主役に抜擢されると、いきなりアカデミー賞主演女優賞を受賞。その後もウォーレン・ベイティとのコンビ作「シャンプー」「天国から来たチャンピオン」などの代表作に出演。97年の「アフターグロウ」で3度目の主演女優賞候補に挙がった。
受賞の可能性今回が4度目の候補となる。すでに1度受賞していることが最大の障壁となるが、前回の受賞はもう43年も前のこと。2度目の受賞があっていい。対象作「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」はカナダ人若手女優サラ・ポーリーが監督した作品で、評価は高いものの認知度が今ひとつ。受賞を逃すとすればそのあたりが影響した場合か。
マリオン・コティヤール(エディット・ピアフ/愛の賛歌)
【代表作】
・TAXi (1997)
・ロング・エンゲージメント (2004)
・プロヴァンスの贈りもの (2006)
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●「エディット・ピアフ/愛の賛歌」は2007年9月29日より全国ロードショー
マリオン・コティヤール(エディット・ピアフ/愛の賛歌)
プロフィールフランス、パリ生まれの32才。リュック・ベッソン製作の「TAXi」シリーズで注目を集めると、ティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」でハリウッド・デビュー。ラッセル・クロウと共演した「プロヴァンスの贈りもの」は大コケしたが、今回のノミネートで再びハリウッドでの活躍の道が開けた。
受賞の可能性フランスの国民的英雄エディット・ピアフという大役を見事に演じきったことに対する評価は高い。前哨戦でも好成績を残しており、ゴールデン・グローブ賞ではコメディ/ミュージカル部門主演女優賞を受賞している。外国語による演技であることが大きなハンデだが、老けメイクのインパクトもあり票は集まりやすそうだ。
エレン・ペイジ(JUNO/ジュノ)
【代表作】
・落ちていく女 (2003)
・ハード キャンディ (2005)
・X-MEN:ファイナル ディシジョン (2006)
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●「JUNO/ジュノ」は6月 シャンテ シネ他全国ロードショー
エレン・ペイジ(JUNO/ジュノ)
プロフィールカナダ出身の20才。10才の頃から子役として活躍し、05年の「ハード キャンディ」でパトリック・ウィルソンをいたぶる少女役を演じて数々の映画賞を受賞し、有望な若手女優として注目される。本作「JUNO/ジュノ」では予想外の妊娠に悩むちょっと変わった16歳の高校生をオリジナリティたっぷりに演じている。
受賞の可能性前哨戦では大ベテラン、ジュリー・クリスティに次ぐ実績を残した。20歳という若さとキャリアの浅さがハンデになりそうだが、独特の風貌と確かな演技力で今後の活躍は半ば約束されたようなもの。一発屋で終わるようなことは考えにくく、先物買いが大好きなアカデミーの眼鏡にかなえばいきなりの受賞もありうる。
ローラ・リニー(The Savages)
【代表作】
・ユー・キャン・カウント・オン・ミー (2000)
・ミスティック・リバー (2003)
・愛についてのキンゼイ・レポート (2004)
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●「The Savages」は公開未定
ローラ・リニー(The Savages)
プロフィール64年ニューヨーク生まれの43歳。「真実の行方」「トゥルーマン・ショー」などで注目され、弟思いの姉を演じた「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」で演技派として開花。04年の「愛についてのキンゼイ・リポート」でも助演女優賞にノミネートされている。アカデミー賞常連のようなイメージがあるが、実は今回がまだ3度目のノミネート。
受賞の可能性前評判は高かったものの、前哨戦では全く実績を残せず、ゴールデン・グローブ賞落選で完全にアカデミー賞戦線から脱落したかに思われた。今回のサプライズ・ノミネートはリニーのキャリアを称賛する意味合いが多分に含まれており、受賞までは厳しい位置。今後何度もチャンスは訪れそうで、今回もノミネート止まりに終わりそうだ。
46年前に「ダーリング」で主演女優賞を受賞している大ベテランのイギリス人女優、ジュリー・クリスティが前哨戦をリード。若い頃はその美貌で人気を誇ったが、11年前にも「アフターグロウ」で同部門にノミネートされるなど容姿が衰えても演技力でキャリアをカバーしている。2度の主演賞受賞はジョディ・フォスターらと同格だが、彼女ならその資格は十分にある。
この大ベテランに対抗するのは、16歳の少女を演じた新鋭エレン・ペイジ。対象作「JUNO/ジュノ」は全米で大ヒット。クリスティの対象作「アウェイ・フロム・ハー君を想う」の何倍もの会員が見ているはず。投票分母の大きなアカデミー賞なら逆転可能だ。
フランス人女優マリオン・コティヤールも差はない。強烈な老けメイクで演じたピアフの晩年は衝撃的。外国語による演技であること、劇中の歌は吹き替えだったことがどれだけ票に影響するかが鍵になる。
ズバリ的中!?勝手に受賞予想
予想 監督名(作品名)
  ケイト・ブランシェット
(エリザベス:ゴールデン・エイジ)
ジュリー・クリスティ
(アウェイ・フロム・ハー 君を想う)
マリオン・コティヤール
(エディット・ピアフ/愛の賛歌)
エレン・ペイジ
(JUNO/ジュノ)
  ローラ・リニー
(The Savages)
惜しくもノミネート落選した作品もチェック!
PHOTO:Getty Images/AFLO
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