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『わたし出すわ』小雪&黒谷友香 インタビュー

『わたし出すわ』小雪&黒谷友香 インタビュー1/2

「ショートムービーのように楽しんでいただける映画だと思います」

『椿三十郎』『間宮兄弟』などの森田芳光監督がメガホンをとり、13年ぶりのオリジナル脚本で挑む自信作『わたし出すわ』で映画単独初主演を果たした小雪。東京から帰省したヒロインが、高校の同級生たちの夢に大金を出すという一風変わった人間ドラマだ。ミステリアスな女性摩耶を演じた小雪と、摩耶の高校時代の友人サキを演じた黒谷友香が久々の再会を果たし、映画のタイトルについての率直な感想や、今回演じた役柄について熱弁をふるってくれた。

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映画のタイトルは『わたし出すわ』しか考えられない

小雪&黒谷友香

―― 『わたし出すわ』という意味深なタイトルを聞いたときの感想を聞かせてください。

黒谷友香(以下、黒谷):確かに『わたし出すわ』ってかなりインパクトありますもんね。一体何を出すんだろう……とか思ってしまいますよね(笑)。

小雪:最初はこれって仮タイトルなのかなと思っていたんですが、映画を撮り終えてからは、これがこの作品にしっくりくるタイトルだなとしか思わなかったですね。逆にそれ以外に思いつかないよね?

黒谷:うん、本当にぴったりのタイトルだよね!

── それぞれ演じた役に共感できる部分とかありましたか?

黒谷:わたしはサキとは全然違いますね。彼女のようにわかりやすいものやお金というものに価値を見い出だしたりはしませんから。そういうもので自分の幸せを量るタイプではないですね。でもサキは素直でとてもかわいらしい女性で、今まであまりやったことのない役だったので、演じていてとても楽しかったですね。

── 今回の摩耶役は小雪さんの持つ上品でクールな感じによく合っていたと思いますが?

小雪:でも、実は全然違うんですよ(笑)。摩耶は物欲とかまったくない役ですし、ある種母性的でもあるし、とても中性的な雰囲気も持っていて、でも、見た目はすごく女性的なんですよね。わたしたちと同世代の子たちが感じる幸せのようなものを果たして彼女が求めているのかどうか、ちょっとわからない女性だったんですね。お金を出すことによって、出す側のおごりのようなものが見えてはいけないから、性格の強さとか、アクのようなものはハッキリ出ないほうが良かったし。今回は演じていてすごく悩みました。

摩耶は物語のナビゲーター的存在

小雪

── では、もし実際に億単位のお金を手にしたら何に使いたいですか?

黒谷:わたしはガーデニングと乗馬が趣味なので、木を買ったり、馬を買ったりかな。

小雪:わたしは3億円ぐらいあったら、両親に家を買ってあげて、残りは普通に寄付してきれいに使い切ってしまうと思うな。

黒谷:なんかそう言われると、わたしが欲張りのような気がしてきますよね(笑)。久々にこうして二人でいると、映画の中での摩耶とサキの関係を思い出します。

── 摩耶は同級生たちにとってどのような存在なのでしょう?

黒谷:摩耶はそこに存在しているんだけど、存在していないような、でも本当は存在している……というようなとても微妙な感じの女性でしたね。

小雪:なんだかこう浮遊している感じで、物語のナビゲーターのような存在にならなければならなかったので、結構大変でしたね。ある種「こういうキャラクターです」というようなものを表に出さないように演じたので、つかみどころがないかもしれません。

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