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『サブウェイ123 激突』デンゼル・ワシントン インタビュー

『サブウェイ123 激突』デンゼル・ワシントン インタビュー 1/2

「作品が自分を選んでくれていると思っている」

『アメリカン・ギャングスター』で、伝説のギャングを熱演してから2年ぶりにデンゼル・ワシントンが、スクリーンに帰ってきた。彼が本作で演じたのは、地下鉄の管制室に務める平凡な男。そんな彼の一日が、ジョン・トラヴォルタふんするテロリストからの無線により最悪な一日に変ぼうしてしまう。これまで個性的な役柄を演じてきたデンゼルにとって、初めての挑戦となった“普通の男の最悪な一日”を演じた本作について語ってくれた。

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普通の男に突然訪れた、非日常な一日ってなんだかすごく興味深いだろう?

デンゼル・ワシントン

―― 今回の役柄のどんなところに惹(ひ)かれましたか?

デンゼル・ワシントン(以下、デンゼル):彼は、僕がこれまで演じたどんな役柄よりも普通の男だった。とてもノーマルで、シンプルな男だ。それは、逆に演技をする上でとてもチャレンジングに感じたし、ぜひ挑戦してみたかったことでもあったんだ。そんな普通の男に突然訪れた、非日常な一日ってなんだかすごく興味深いだろう?

── 普通の役柄を演じるための準備は、どんなことをするんですか?

デンゼル:僕自身がとても普通だから、特に何もする必要はなかったよ。もちろん地下鉄という専門分野での準備は必要だったけど、精神的な準備は特にしてない。だって鏡を見れば、そこに僕という普通のおじさんがいるんだからね(笑)。いつもの体重よりも10キロほど増量してみたくらいかな。

── 体重はどのように増やしたんですか?

デンゼル:運動せずに夜遅く食べて、ハンバーガーとポテトとシェイクとデザートを食べていれば、太るのは至って簡単だったよ。映画の中で、彼は自分が太っていることに気付いてすらいないような気がするけど、あんな風に一日座りっぱなしで、何かを食べながら仕事しているのなら、太るのは仕方ないだろうね。

── 彼の性格との共通点はありますか?

デンゼル:僕も彼と同じように、普通の男だってこと以外は、特に共通するところはないな。なによりも、彼はとても落ち着いているだろう? 僕にはああいう冷静なところがないからね。あんな脅しをされても、彼は落ち着き払っている。そこは自分と明らかに違うと思うよ。やっぱり、何万人の命を預かる地下鉄を管理しているんだから、冷静な精神力が必要なんだよね。共通するところといえば、奥さんととても固いきずなで結ばれていて、子どもたちを大切に思っているところかな。

僕たちほどのおしどり夫婦は、世界中でも珍しいよ

デンゼル・ワシントン

── 映画の中の主人公と同じく、あなた方はハリウッドでは珍しいおしどり夫婦ですよね?

デンゼル:今や、ハリウッドだけじゃなくて、アメリカでも珍しいおしどり夫婦なんじゃないかな(笑)? アメリカも離婚率がすごく高くなっているからね。僕たちくらいの年齢になっても、いまだに仲の良い夫婦は、アメリカでも日本でも、世界中で珍しいよ。

── 仲良しの秘けつはありますか?

デンゼル:女房に言われた通り、行動するってことだね(笑)。それが夫婦円満の秘けつだと思うよ。いつでも、彼女の意見に「YES」で答えるんだ。そうすれば、くだらない夫婦げんかもする必要なくなるだろ?

── 素晴らしい秘けつですね!

デンゼル:そうだね。それから、うちの娘はもう25歳になったんだ。だから、子どもたちもようやく手がかからなくなった。自分たちは、もう一度29歳に戻ったつもりで新婚生活を楽しんでいるんだよ。

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