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『女の子ものがたり』深津絵里 インタビュー1/2
「映画にして大丈夫かなって思うくらい、女の子の現実を突きつけられます」
叙情的なタッチで少女たちのきずなをつづり、ベストセラーとなった西原理恵子の自伝的漫画が、待望の映画化となった。深津絵里を主演に迎えた『女の子ものがたり』は、東京で漫画家になる夢を実現させたヒロインが、故郷で幼なじみたちと過ごした昔の自分を思い出し、スランプを克服していく様子を描くハートウォームな物語。本作で、西原の分身ともいえる主人公の高原菜都美を演じた深津が、作品に対する思いや撮影の裏話を語ってくれた。
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原作の魅力をたくさんの人に知ってほしかった

―― 深津さんご自身も、西原さんの大ファンだそうですね。
深津絵里(以下、深津):そうなんです。初めて読んだ西原さんの作品が「女の子ものがたり」だったんです。わたしも田舎で育った少女時代があるので、自分と重なるところが多くて引き込まれました。最後の何ページかがすごいんですよね。本当に素晴らしい作品で、何でもっと早く読まなかったんだろうって後悔しました。
── その原作が映画化されると決まったときはどう思いましたか?
深津:ビックリしました。どのキャラクターを自分が演じるのか楽しみにしていたら、原作では描かれていない大人になってからの菜都美だったので、これは大変だと思いました。でも、作品にかかわれることがとてもうれしかったです。
── 映画では、カラフルな原作の世界観を、独特の色彩で表現されていましたね。
深津:この映画にかかわったみんなの中に、原作が大好きだという共通の思いがあって、その魅力をたくさんの人に知ってほしかったんですよね。監督の森岡利行さんも西原さんの世界をとても大切にしていて、西原さんならではの独特の色彩感覚を何とか映画にしたいとおっしゃっていました。
現在の菜都美を一人孤独に演じていました

── 菜都美の小学生時代を演じた森迫永依さんと、高校時代を演じた大後寿々花さんとは、現場でお会いになりましたか?
深津:わたしは、東京で暮らす現在の菜都美を孤独に演じていたので(笑)、少女時代を演じた二人にはほとんど会わなかったんですよね。回想シーンには、ほかにもたくさんの役者さんが出演していらっしゃるんですけど、ご一緒する機会がなくてとても残念です。仕上がった作品を観たら、菜都美の少女時代がとてもキラキラと輝いていて泣けちゃいました。
── 現在の菜都美の、ひまわりが咲き誇るラストシーンも感動的でした。
深津:あの満開のひまわりは、スタッフが事前に植えて育てたものを撮影日に合わせて咲かせたんです。撮影スケジュールの都合で、次の日にはすべて刈ってしまったんですけれどね。
── スタッフの皆さんも、苦労されていたんですね。
深津:そうですね。でも、わたしの知らないところでもっと大変な苦労があったのではないでしょうか。

