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『いけちゃんとぼく』ともさかりえ インタビュー 1/2
「甘酸っぱくて切ない、大人のためのラブストーリーです」
人気漫画家・西原理恵子が初めて手掛けた絵本を実写化した『いけちゃんとぼく』。いじめられっ子のヨシオと不思議な生き物・いけちゃんとの心温まる交流が描かれ、ラストには、いけちゃんの意外な正体が明らかになるというファンタジックムービーだ。いけちゃんの声は蒼井優、ヨシオは『子ぎつねヘレン』の深澤嵐が演じている。そしてヨシオの母親・美津子をともさかりえが熱演。プライベートでも息子がいるともさかに、本作の見どころを聞いた。
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恋をしたことがある女の人は、誰でもジーンとくるはず

―― いけちゃんは、西原さんの息子さんが描いた落書きから生まれたキャラクターだそうですね。本作ではCGで再現されていますが、CGのいけちゃんと共演した感想を聞かせてください。
ともさかりえ(以下、ともさか):実際はCGなんですが、現場にはいけちゃんをかたどったマスコットがいっぱい置いてあって、大岡(俊彦)監督に「今、この辺にいけちゃんがいます」なんて説明してもらいながら撮影をしました。おばけみたいでかわいいいけちゃんを見ると、つい笑っちゃうというか、気が抜けちゃうというか。いけちゃんは、撮影での緊張感をいい意味で解きほぐしてくれました。
── 「いけちゃんとぼく」はフジテレビ「ザ・ベストハウス123」で絶対泣ける本の第1位に選ばれましたが、この絵本を読んだ感想はどうでしたか?
ともさか:ネタバレになっちゃうので詳しくはお話しできないんですが、いけちゃんの正体には本当に驚かされました。わたしの予想は簡単に裏切られちゃいましたね。読み終わった後は、とにかく甘酸っぱい切なさを感じさせてくれる絵本でした。これは、子どもよりも大人に伝わる切なさですね。恋をしたことがある女の人は、誰でもジーンとくるんじゃないでしょうか。
原作者の西原先生も映画に出演しているんですよ

── 大岡監督がこの絵本の大ファンだったことから生まれた映画だそうですが。
ともさか:そうなんです。監督はこの原作にすごい愛情を持っていらして、脚本も自ら手掛けられたんです。監督の「こういう絵を撮りたい」という思いが、すごく伝わる現場だったので、その言葉を一生懸命聞きながら、できるだけ監督のイメージに近づければいいと思いつつ演じました。
―― 本作は西原さんの故郷である高知県ですべてロケを行ったそうですが、撮影はいかがでしたか?
ともさか:セットをほとんど立てずに、オールロケというのは、なかなかないことなので、本当に楽しかったです。ロケを行ったのは、実際に西原先生が子ども時代を過ごされた場所だそうで、原作の絵の色と実際の映像の色がとても重なりますし、高知の空や海の色って独特できれいなんですよね。西原先生の生家のすぐ近くでもロケをしましたし、西原先生自身もヨシオの父親の葬儀に出席する親せき役で映画に登場しているんですよ。ぜひ見つけてみてください。

