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『真夏のオリオン』北川景子 インタビュー 1/2
「ヒロインのように凛(りん)とした部分は女性として忘れたくない」
「終演のローレライ」「亡国のイージス」などで知られるベストセラー作家、福井晴敏が脚色・監修を手掛けたエンターテインメント感動作『真夏のオリオン』。第二次大戦末期を舞台にした本作で、物語のカギを握る女性、有沢志津子を熱演した北川景子を直撃した。クールな現代っ子のイメージも強い彼女が、希望を捨てずに愛する人の帰りを待ち続ける戦時中の女性をいかに演じ切ったのか?
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あこがれのもんぺがはけてうれしかった!

── 初めて戦争を描いた作品に出演した感想を教えてください。
北川景子(以下北川):わたし自身がその時代を生きたわけではないので、あの戦争(第二次世界大戦)が間違っていたのか、正しかったのかという部分をはっきり言及するのは避けたいんですが、ただやっぱり歴史上で起こった事実として、当時のことは知らなければいけないことですし、忘れてはいけないことだと改めて実感しました。
── 当時のことを知る方々もどんどん減ってきていますしね。
北川:だからこそ、この作品に参加できたことは自分にとっても大きなことだし、わたしたち若い世代が語り継がなければいけないという意識は強くなりましたね。
── この映画のスタッフに、当時を知る方がいらっしゃったそうですね。
北川:はい、音声さんがご年配の方で、第二次大戦当時のことをリアルタイムでご存じだったので、当時の女性像についていろいろと指導していただきました。具体的にはしゃべり方とか、もんぺをはいているときの歩き方などですね。
── もんぺ姿の北川さん、とってもかわいかったです!
北川:ありがとうございます(笑)。もんぺはすごくはき心地がいいんです。風通しも良かったですよ。以前から時代ものや、戦争ものの映画に出演してみたかったですし、冗談抜きで、もんぺにあこがれていたので、すごくうれしかったですね。
志津子は自分の思いをま っすぐ伝えられる情熱を持った女性

── 今回演じた志津子は、どんな女性だと思いますか?
北川:当時はどうしても「女性は男性の三歩下がってついていく」というイメージが強いんですが、志津子は自分の考えをしっかりと思っていて、決して男性の言いなりになる女性ではないですね。わたし自身、志津子の凛(りん)とした部分は女性として忘れたくないと思います。
── 愛する人を戦争に送り出すというのは、女性としてとてもつらいことですよね。
北川:当時は「無事に帰ってきてほしい」という願望はある種、タブーだった部分もあると思いますが、志津子はそういうことも相手にまっすぐ伝えられる情熱を持った女性だと思います。ですから、人物の内面に関しては戦時中の女性だから、というよりは、志津子のキャラクターそのものを大切に演じることを目指しました。
── 津子が愛する人のために書いた楽譜が、この映画の大きなポイントですよね。北川さん自身は、これまで誰か大切な人に手紙やプレゼントを贈った思い出はありますか?
北川:うーん……ないんですよね(笑)。わたし、すごく淡白なんです。だから自分からこう何かを贈るってことがなくて。一人暮らしを始めたときに、親に手紙を書いたことはありましたけれど。

