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谷村美月 インタビュー『神様のパズル』
  谷村美月 インタビュー
「自分にしか演じることの出来ない役に惹かれます」
 
  落ちこぼれ大学生と天才少女の2人が、壮大な“宇宙創生”に挑んだ学園恋愛コメディSFアクションパニック映画『神様のパズル』。
鬼才三池崇史監督が、映画のあらゆるエッセンスをぶち込んだ奇想天外な物語。その物語を牽引するのは、かなり変った天才少女・ホミズサラカ。物理学・数学など専門用語をバンバン喋り、市原隼人演じる落ちこぼれ学生・基一同様、観客も圧倒する沙羅華を演じたのは谷村美月。 『カナリア』で映画デビューを果たし、『魍魎の匣』、『リアル鬼ごっこ』と、エキセントリックな役柄が続く日本映画界注目の若手女優にお話をお聞きしました。
 
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「天才少女の役柄がなかなか好きになれなくて…」

谷村美月

―― ホミズサラカを演じることになった時の感想は?

■谷村美月(以下、谷村):天才少女ということだったので、最初はどうやって天才を演じたらいいんだろうという不安の方が大きかったです。

―― 天才ということで、数値とか物理用語とか普段使わないようなセリフが飛び出しますが、覚えるだけでも大変だったのでは?

■谷村:セリフを覚えることも大変だったのですが、一番難しかったのは、専門用語をセリフとして喋りながら、それに感情を込めて演じなくてはならなかったことですね。

―― 天才なうえ、かなり変った性格の女性ですね

■谷村:最初は私もサラカは取っ付き難い子だと感じたのですが、最終的には普通の10代の女の子だと思えるようになりました。

―― 自分と似ていると思いましたか?

■谷村:最初はなかったのですが、撮影に入るにつれて、似ている部分が多少出てきました。

―― 自分と共通点がない役柄を演じるときに、感情をどこから持ってくるのですか?

■谷村:自分の演じる役柄がなかなか好きになれなかったのは、今回が初めてでした。どうしても脚本を読んでいる時は、市原さんが演じている基一の目線になってしまって。早くサラカを好きになろうと思ったのですが、セリフは難しいし、なかなかそういう感情が芽生えませんでした。でも、ここで頑張ったら私自身も成長出来ると思ったので、台本を肌身離さず持ち歩いて、なるべくサラカのことを考えるようにしていました。

―― しかもヒロインですから、観客にも好かれなくてはなりませんね

■谷村:最初のうちは、このままだと共感を得てもらえない役だろうなと思いながら演じていましたが、そこは私が考える部分ではないと思ったんです。他の俳優さんたちは三池監督に託していたので、私も三池監督を信頼して演じていれば良いんだって…。そうしたら、三池監督から“ちゃんと後半はサラカの年相応の顔を出していきたい”と言われて、そこから自分の中でも共感できる部分が増えてきました。それで、これだったらお客さんにも共感してもらえるだろうと思いました。

 

「専門用語を理解するよりも、天才に見える振る舞いを考えました」

―― 数学、物理の勉強はしましたか?

■谷村:してないです。専門用語を全部理解してから、セリフを覚えようと思ったのですが、セリフ自体大変でしたし、覚えなくてはならない範囲も膨大だったのでやめました。専門用語を理解するよりも、天才に見える振る舞いを考えました。

―― 天才をどう解釈しましたか?

■谷村:最初、サラカは自分を天才だと理解していて、ツンケンしているというイメージだったのですが、その真逆だと思いました。むしろ周りから天才と言われていても、自分はそういう認識を持っていない女の子なんです。

   
    2/2 「三池監督の第一印象は…」