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月船さらら インタビュー『世界で一番美しい夜』
  月船さらら インタビュー
「ヌードは堂々と、潔く出来ました」
 
  『暗いところで待ち合わせ』で知られる天願大介監督の作品。ミステリー、オカルト、エロス…様々な要素を持ちながら、最後は大爆笑に包まれるノンジャンル&オールジャンルムービー。地方に左遷された新聞記者、一八は、やる気のない同僚に幻滅し、本社への復帰を賭けて、クラブの美人ママの黒い噂を追う。しかし、村には保険金殺人より恐ろしい隠された陰謀があった。田口トモロヲのシリアスな演技と石橋凌のはじけっぷりに大爆笑。
今回はミステリアスで魅力的なクラブの美人ママ“輝子”を演じられた月船さららさんにお話を伺った!
 
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「映画と舞台って全く別物だと思っていました」

月船さらら

―― 本作をご覧になっての感想をお願いします

■月船さらら(以下、月船):脚本を読んだ時点で、「もの凄い作品になるだろう」と予感はしていましたけれど、それを上回る凄い作品になっていました。

―― 本作の出演の経緯は?

■月船:まず脚本を読ませていただいて衝撃を受けて「これがどうなるのか見届けたい」というか、私もこの作品に参加したいと思ったのでオーディションを受けましたね。

―― 結構順調にヒロイン役を獲得されたのでしょうか?

■月船:まず一回目のオーディションを受けたときに、私は今までほぼ舞台しかやったことが無かったので、どういう風にしゃべっていいのか分からなくて、「普通、映画ってどうやって喋るっけ?」っていうところから始まって受けたので、これは落ちたなと思いました。でも「もう一回来てください」と言われて、次の面接で決めて頂きました。

―― 月船さんはもともと舞台出身ですが、演技の面で舞台でやっている事が映画に反映されてたりしますか?

■月船:そうですね、撮影が始まる前までは映画と舞台って全く別物だと思っていたんですよ。舞台では2000人とかの劇場で演じることが多かったので。でも始まってみると、「あ、一緒だな」と思いました。なので最初は凄く恐怖心があったんですけれど、現場に入ったらもうその場の雰囲気に飲み込まれて、映画で大きな役が初めてとかそういう感覚も飛んじゃって、ただひたすらその世界にのめり込んで演技しました。

 

「芯を持って演じようと心がけました」

―― 逆に違う部分とかありましたか?

■月船:周りのものが全て本物っていう事です。舞台だったら“街”という設定でも、実際には無い嘘の“街”を本物の“街”の様にみせるのが私達の仕事だったりもするんです。でも映画では“綺麗な夕焼けのシーン”なら、本当に綺麗な夕焼けを撮ったり、そういう本物の力に凄く助けられました。引き込まれる材料の1つにもなりましたし、そこは舞台とは大きく違うかなって思いました
それと、本当に繊細な気持ちの変化もカメラは捉えるので、気持ちが大きく変化することが雑に映ってしまうのを分かっていなくて、それを監督によく言われました。映画というのはもっと繊細に感情表現するものなんだなと。初心者のような感覚ですけど(笑)

―― 天願監督と演技についてコミュニケーションを取られたようですね

■月船:はい。監督も私がほぼ映画が初めてということで、私に対して不安というか「大きな賭けだった」と仰っていましたし。撮影の一番最初から私は参加させてもらって、自分の出番がない日もずっと撮影現場に付いて回っている感じでした。その中で少しずつ私に演技のヒントになるようなことを与えてくださって。
例えば「輝子はこんな学校に通っていたんだろうね」とか「輝子はこんな性格なんだろうね」と少しずつ話してくださって、それが凄く大きなヒントになりました。撮影の最初に輝子が旦那を亡くして泣くシーンがあったんですが、そこで監督に「ちゃんと輝子の記憶を使って泣いて」って言われた時に意外にもすんなりその世界に入れました。それは撮影までのいろんなコミュニケーションがあったからだと思います。

―― ではその輝子を演じるにあたって月船さんが心がけた部分はどこでしょうか

■月船:輝子が担っている部分は映画の中でとても大きくて、大切な事を表現しなくてはいけなくて。というのも、女性が様々な縛りから解放されて自由になる姿を輝子は表現していると思ってるからなんです。
輝子が何に捕らわれ生き続けているのか、何から解放されたいのかを、芯を持ってちゃんと演じようと心がけていました 。

   
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