『NEXT-ネクスト-』 ニコラス・ケイジ インタビュー

『NEXT-ネクスト-』に惹かれ、役を引き受けたのはどういう理由からですか?
■ニコラス・ケイジ(以降、ニコラス):2分先の未来が見える男」というアイデアにワクワクしたんだ。特別な感じがした。今まで演じたものとは違う。いろいろな可能性が考えられた。例えばキャラクターがどう動くのか? そういう能力を持つ男なら、普通の人間とは全然違った動き方をするだろう。はっきりとは分からないが、きっと違う動きになると思った。だからモダンダンスの先生に動きの勘とか、スタイルを教えてもらったんだ。
あなたが演じるクリス・ジョンソンとはどういう男なのでしょうか?
■ニコラス:クリスはロマンチストだ。孤独だが、才能がある。それが元凶となるが、2分先の未来が見えるんだ。だがその才能を隠さなくてはならない。彼は若い時に実験対象として扱われたことがあったからだ。他人をパニックにさせる能力だと、彼には分かっている。だからラスベガスのB級マジシャンとして自分を偽っている。社会で生き延びるためにね。だが、彼を監視していたジュリアン・ムーア演じるFBI捜査官フェリスは、彼の才能を人類のために使おうとする。爆弾を阻止するためにね。
ジュリアン・ムーアやジェシカ・ビールとの共演はいかがでしたか? 以前一緒にお仕事されたことはありますか?
■ニコラス:ジュリアンともジェシカとも仕事をしたことはなかった。2人ともすばらしい共演者だ。長い間ジュリアンの大ファンだったから、何とか彼女と仕事をしたいと思っていた。この映画でも重要な役をリアルに演じている。彼女のおかげで、観客はクリスの能力を信じられる。ジェシカはこの映画の大きなハートだ。誠実な愛情が感じられる。共演者としてもとても楽しい人なんだ。謙虚だしね。この映画ではソフトで愛すべき女性を演じているが、彼女にとっても初めて挑戦する役どころだったと思う。
リー・タマホリ監督との仕事について、お聞かせ下さい。
■ニコラス:まず、タマホリ監督の初期作品の大ファンだった。『ワンス・ウォリアーズ』や『ザ・ワイルド』といった映画での俳優の捉え方が好きだし、すばらしかった。カメラの扱い方やアクションに独特のスタイルがある。彼はシリアスなアクション映画を撮ってきた。それを僕はラブストーリーの中で生かすのも面白いと思ったんだ。彼も乗り気だった。だから我々は“アクションとロマンスの融合”を図ってみた。
お気に入りのシーンはありますか?
■ニコラス:ジェシカとのシーンで、僕が古代のイタリア人画家、カーライルの話をするところがある。でもその画家が実際に存在したかどうかはわからないんだ。僕が作り上げた人物だからね。調べたけど、たぶんいないと思う。でもどこかでその“美の定義”を聞いたことがあった。だからそれを脚本にいれたんだ。そのシーンが好きだね。
武器の扱いとか、この映画のためにどのような訓練をしましたか?
■ニコラス:武器はたいしてやらなかった。それより動きだね。闘いでの動き方だ。モダンダンスの要素を取り入れた。それにマジックのやり方。鳩を出して飛ばす方法とかね。それとカーチェイスなどを訓練した。
もしあなた自身、自分の未来が見えたら、嬉しいですか?
■ニコラス:そりゃあ、嬉しいよ。これ幸いと利用するね。「何でもこい!さあ、やるぞ!何をしようかな!?自分の未来は?」って感じさ。
では最後に、『NEXT-ネクスト-』の何を観客に見てもらいたいですか?
■ニコラス:他とは違う“独創性”だ。今は“オリジナルな映画”が少ない。この作品はオリジナルだ。こんな登場人物たちはめったに見ないだろう。クリスのような役は書かれない。そこにワクワクする。
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