『バンテージ・ポイント』マシュー・フォックス インタビュー

今回シークレットサービスを演じていますが、何か特別な役作りをされたのでしょうか?

マシュー・フォックス(以下、マシュー):シークレットサービスの方々は、職業柄あまり多くを語ってくれませんが、現場には常にコンサルタントの方々がついてくれました。我々が質問すれば何でも答えてくれましたし、シークレットサービスとしての行動に間違いがないか、チェックしてくれました。

終盤に物凄いカーチェイス・シーンがありますが、撮影はかなり大変だったのではないでしょうか?

マシュー:実はちょっとフラストレーションが溜まる撮影だったんです。メキシコシティにあるグリーンスクリーンのスタジオで撮影をしたのですが(作品の舞台設定はスペイン)、グリーンスクリーンが一面しかありませんでした。ですから角度が変る度に、いちいち車を動かす必要がありました。また、車を揺らすのも機械ではなく、スタッフでした。そして、撮影しながら、監督が“こういうシーンだから、こういうリアクションをして”と説明してくれるのですが、本当にこれで良いものが撮れるのか疑問に思い、ちょっと監督と口論になる時もありました。でも良かったと言ってもらえたので、安心しました。

グリーンスクリーンでの撮影だったなんて、全く気が付きませんでしたし、最近のカーチェイスの中でも、出色の出来でした。

マシュー:車内にいる俳優のシーンは、グリーンスクリーンで撮影したのですが、勿論、別のユニットが屋外でカーチェイス・シーンを撮りました。

本作の魅力はどこにあると思いますか?

マシュー:タイトルそのものだと思います。物事の観点。ひとつの出来事でも、見る人、見る場所が違えば、見方も変ってくる。これは人生を歩んでいくうえでも、大切なことだと思います。自分のものの見方だけで、自分が正しいとか、この人はこういう人だと判断してしまうことがあります。それは個人だけでなく、国家にも当てはまります。この作品にはそういったテーマが含まれています。私が出演を決めた理由も、そこにあります。

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