『ガチ☆ボーイ』佐藤隆太 インタビュー
感情表現でなく、もう一つのチャレンジとなったプロレスですが、トレーニングはいかがでしたか?
佐藤:撮影に入る2ヶ月前から、みちのくプロレスさんにご指導頂いたのですが、やはり難しかったですね。少年の頃はプロレスを毎週欠かさず見ていましたけど、見るのとやるのでは大違いですね。特に劇中の最後の試合は、プロレスや格闘技が好きな方々が見ても、納得してもらえる熱い試合にしたかったので必死でした。撮影前の2ヶ月間の練習では足りなくて、撮影の空き時間を利用してみんな練習していました。
エンドクレジットにはプロレス指導で新崎人生さんの名前がありましたね。
佐藤:元々プロレス好きな少年でしたから、人生さんをはじめ、みちのくプロレスの本物のレスラーの方々に教わるのは光栄なことでした。レスラーの方々が納得してOKを出してもらえるように頑張りました。
さて、今度は共演者についてですが、サエコさんとの共演は如何でしたか?
佐藤:以前、演技とは関係のない番組でご一緒させて頂いたことがあったので、いつかお芝居のフィールドで共演したいなと思っていました。お芝居に対して、妥協をしないで常になにか考えていましたね。僕よりも年下ですが、とても刺激されました。監督とシーンについて相談している姿を何度も見ました。男が多い現場でしたが、力強く、そして優しい気持ちを持って演じてくれて、とても支えになりました。
本作品を見て、何を感じましたか?
佐藤:きっと五十嵐という男の生き様や、彼を支える仲間や家族との絆は、観客のみなさんの支えにもなる。そんな作品になったのでは?という手応えはありました。僕自身が五十嵐から色んなことを教わりました。きっと劇場に足を運んで下さった皆様も、明日、会社や学校に行くときに、力強い一歩を踏み出せるような気分になって頂けると思います。
俳優業の魅力とは?
佐藤:今回もそうでしたけど、好きで興味があっても自分ひとりではなかなか挑戦出来ないことに、いつもチャレンジさせてもらっているんだなって思いますね。こんなに刺激的な仕事は他にないように思います。しかも、恵まれた環境の中で集中して出来る訳ですからね。
本作に出演して、何か心境の変化はありましたか?
佐藤:五十嵐を演じさせてもらったというよりは、五十嵐に出会わせてもらった様な不思議な感覚なんです。演じていて一体化する時もあれば、隣に五十嵐がいるように感じることもありました。五十嵐とはこれからもずっと付き合っていくと思います。不安になったり、壁に直面した時に、きっと隣に座っていてくれる。そういう役と出会えたという気がするんです。今回ほど別の人の人生を体験出来ることが楽しいと思えたことはないです。やっと役者の楽しみが判り始めてきたのかもしれません。
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