『アドリブ・ナイト』ハン・ヒョジュ インタビュー

ストーリーと役柄を教えて下さい。
ハン・ヒョジュ:少女から女性に移り変わっていく、20代半ばくらいの年代の女性、イ・ホギョンがある男性たちと一緒に全く見知らぬ所に行って、そこで起こったことや感じたことを描いた物語です。
ちょっと変わった物語ですが、最初に脚本を読んだ時の感想はいかがでしたか?
ハン・ヒョジュ:正直言って、最初に読んだ時は、何が言いたいのかよく分かりませんでした。2回3回と読んでいくうちに、言葉では言えないのですが感じるものがあり、主人公がとても魅力的に感じられました。全体的に奇妙な感じがしますが、そこに魅力を感じて引き受けることにしました。
奇妙なところの1つに、主人公のイ・ホギョンについて、ほとんど語られていないというのがあります。彼女をどのような女性として演じられたのでしょうか?
ハン・ヒョジュ:ある1日の出来事を描いている映画ですので、登場するキャラクターは描かれていない部分が多いのですが、見えないところで息遣いが感じられる作品だと思います。イ・ホギョンという人物を演じるにあたり、監督と相談していろんな状況設定をしました。ホギョンは、自分の人生に対する意志が弱く、懐疑的に思っていて、思春期のように悩んでいるのではないか、など、話し合いの中で考えながら決めていきました。会社に入ったけど適応できなくて辞めてしまったとか、子供の頃からの友達がたった一人しかいないとか、キャラクター設定を考えていきました。
それは、最初から監督の中でイメージが出来ていたのですか?それとも二人でアイデアを出し合って作り上げていったのでしょうか?
ハン・ヒョジュ:監督がこうしたい、ああしたいということではなく、役作りは自分でするしかありませんでした。監督はイ・ホギョンの雰囲気や気持ちの動きが引き出せるようにリードしてくれました。イ・ホギョンの成長の過程をノートにびっしりと書いて、こういう場合はどうしたらいいかなど、想像しながら演じました。
これまで、誰かの臨終に立ち会ったことはありますか?
ハン・ヒョジュ:中学の時、祖父を亡くしたのですが、見送ることもなく急に亡くなったので、信じられなかったですね。亡くなったと聞いた時はどうしていいか分からずにただただ泣いた記憶があります。ホギョンは娘の代役ですが、そういう経験があったので、この役を引き受けたというのもあります。
もし、ホギョンと同じことを頼まれたら引き受けますか?
ハン・ヒョジュ:全く同じようにしたと思います。私にも優柔不断なところがあるんですが、同じ状況になったら、お役に立ちたいという気持ちになると思います。やはり、人の最期を看取るのですから、その瞬間に喜んでもらいたいと思います。
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