『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』要潤 インタビュー

小木さん演じるハマーのセリフに、思わず素で笑っているシーンがありますよね。あのシーンはアドリブだと思いますが、やはりお笑い芸人さんとあってアドリブが上手かったですか?

要潤:コントでもそうらしいですが、本番で力を発揮させる・爆発させるってのが身についているらしいです。僕らはテストからしっかり芝居をしていく感じなんですけど。でも、小木さんの場合はセリフが覚えられないからアドリブにしてるだけで(笑)。あのシーンで小木さんのセリフは9行あって、小木さんに「覚えられるんですか?」と聞いたら「覚えられるわけないじゃん!」って(笑)。
なので「どうするんですか!? じゃ、最後の1行だけでいいんで言ってください。そうしないと僕のセリフに繋げれないんです!」と言ったら小木さんは「いや~、それもできるかな~」と返されました(笑)。そんなのがあってあのシーンが完成したんですよ。小木さんは「真っ白になってからが勝負だ!オレは絶対にセリフが飛ぶんだ!飛んでから勝負なんだ!」と常に言っていましたよ(笑)さんざんアドリブが長いので「早く言えよ、早く言えよ」と思ってたら可笑しくなっちゃって。

お笑いってどこで笑うかすごく難しいじゃないですか。芸人さんがつい笑っちゃったから見ているこちらも笑う。そんなのをやりたかったんです。映画を観ている人は「あ、要潤笑っちゃってるよ」と、観ている本人も笑ってしまうと思います(笑)

他にアドリブでやっているシーンはありますか?

要潤:バットで頭を小突くシーンは本気でやりましたね。本気で痛かったと思いますよ!監督も「イタイ、イタイ・・・、そんなのはいらない。本気で痛がっているが欲しいんです!」と、すげー監督だなと思いながら初めて会った人を“パコ、パコッ”と殴って(笑)。ピヨ彦も殴るのですが、あれは本番だけで声が出ないくらい痛がっていました。「全員死ね!」と言うのはアドリブです。死ねとか言っちゃダメですよね(笑)

現場はどうでしたか?楽しそうな雰囲気に思えますが。

要潤:そうですね。みんな集まってモニターチェックして笑ってたり。みんなでモニターチェックするってあんまり無いんですよ。楽しい現場でした。

ジャガージュン市を演じるうえで気をつけた事はなんでしょうか?

要潤:極力“素”でいることです!極力声も張らず。役者ってどうしても演じるスイッチがあるんですよ。それを常にOFFにして、セリフもスーっと流れるような感じで出るまで読み込みました。「演じてます」ってのを見せないようにするのを気をつけましたね。

所々に名作のパロディシーンがありますよね。

要潤:ふえ科の授業でペンキ塗りをするシーンは『ベスト・キッド』を全く同じセリフでやってますし、火鍋のシーンはブルース・リーで(笑)。あれは現場に入ったときに「今日はこの撮影をします」と言われ原作を観せられました。「あー、ったったた」はミヤギさんのセリフをそのまんまやりました。生卵を飲むシーンは『ロッキー』で、冷蔵庫から卵を取り出すのも全く同じタイミングだし、仕草も同じです(笑)。知ってる人が見たら「おおお!」と思うかもしれません!

ジャガージュン市のボケはピヨ彦の過剰なツッコミがあるからこそ成立すると思います。現場での要潤さんと大村学さん(ピヨ彦役)とのコンビネーションはどうでしたか?

要潤:彼はほんと繊細で可哀相なくらい悩んでいたんですよ。なので「もう悩むな!取り合えず大村くんをそのまま出せばピヨ彦になるから。」とアドバイスしました。そしたら彼は開花しましたよね(笑)。ものすごくいい芝居をするようになりました。芝居では“かけあい”みたいなのはまだ出来なかったので、僕が彼のリアルな芝居を引き出す感じでしたね。

この映画通して要潤さんが得たものとは!?

要潤:なんですかねー(笑)。笑いに関しては寝れないくらい頭抱えたので、笑いの法則みたいなのは獲得出来たんじゃないでしょうか。お芝居でも役に立つと思います。まぁ、こうして皆さんのように「爆笑しました!」と言ってくださる方もいれば、「どこが面白いの?」と反応する人もいます。リアルな反応が聞けるってのも嬉しいですね。

来年『ドラゴンボール』が実写化されますが、今後要潤さんはどの漫画の実写化を観てみたいですか?

要潤:僕は『スラムダンク』ですね。ほんとに大好きで僕が“流川楓”を演じるんですけど・・・(願望)。あれは絶対に映画化した方がいいですよ。

桜木花道は誰がいいでしょうね?

要潤:ちょっとハジケた体育会系の方がいいですよね。・・・荒川良々さんなんてどうでしょう(笑)

Copyright(C)2007 CINEMA COMIN'SOON