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『ヒートアイランド』城田優 インタビュー

出演が決まった時の感想は?

城田優:入り組んだストーリー展開が魅力の作品に出演してみたかったので、やった!って思いました。率直に嬉しかったです。

演じられたアキはどのような人物だと思いましたか?

城田優:元々は一匹狼でしたが、仲間を持つことの素晴らしさを学び、正義感も強く困った人を救う優しい一面もある。でも恋愛方面は不器用。いろんな要素を持った人間味溢れる人物です。あと渋谷一、いや、日本一強いですね。存在感とカリスマ性があります。

強さとカリスマ性を出すためにしたことは?

城田優:監督と衣装の話し合いをしまして、カリスマ性があって存在感のある強い男だからカッコイイ服を着ようという案もあったのですが、逆にタンクトップ一枚で筋肉を衣装として見せた方が良いだろうということになりました。それで筋トレしましょうって、筋トレしたんですけど、僕、色が白いんです。なんか説得力がなくて、日焼けサロンに行きました。全身火傷のような状態になりながらも、何度も何度も通いやっとあの黒さになりました。

原作は読まれたのでしょうか?

城田優:脚本を読んでから、読みました。ただ脚本で描かれているアキを演じるべきだと思ったので、あくまでも参考程度でした。キャラクターもちょっと違うので、原作からヒントを得ようとかは思いませんでした。

映画ではあまり人間関係を描いていませんね

城田優:そうですね。関係性やキャラクターの濃さは、原作ほど描いていません。でも、原作のおいしい所だけ詰め込んだのが映画なので、エンターテイメントとして良く出来ていると思います。

原作にあるエンターテイメントな部分をあえて抽出していましたね

城田優:原作とは一味違いますね。コミカルな部分とかバラエティ要素が多く含まれています。でも、原作が持っている芯の部分はブレていないと思います。日本映画では珍しく、洋画に近い感覚で見られる斬新な作品だと思います。

シーンとシーンの繋ぎも凝っていましたね

城田優:シーンの繋ぎも映像も音楽も総てにおいてこだわりがあります。プロ、映画ファン、どんな方が見ても楽しめると思います。

比較的年齢層の近い俳優さんとの共演でしたが、みなさん仲良しですか?

城田優:和気藹々でした。現場で輪を作ってお弁当を食べたり、撮影が終わってからみんなで遊びに行ったりしました。今でもたまに飲みに行きますよ。

伊原剛志さん、豊原功輔さんといったベテラン勢との共演もあります

城田優:伊原さんも豊原さんも色の濃い存在感あるキャラクターでぶつかってくるので、それに飲み込まれないようにしました。それがアキの葛藤にもつながったと思います。役と本人が上手くリンクして演技に作用したと思います。

渋谷が舞台なので当然渋谷での撮影でしたが、あの場所での撮影は大変なのでは?

城田優:確かに渋谷のセンター街で何度も撮影は出来ないので、別の場所でリハを重ねて完璧な状態で本番に挑みました。

ああいう雑踏での撮影の時は、通行人が撮影に気が付いて、チラチラ見ちゃったりしますが、本作にはほとんどそれがありませんね

城田優:エキストラの方ですか?って聞かれるぐらい、通行人の方々が“お芝居”してくれています。カメラも小さいものを使用し、スタッフも最少人数だったので、気付かなかった方も大勢いらっしゃいました。喧嘩を始めるとみなさん“エッ!?”って素のリアクションをしてくださったので、とてもリアルです。

この映画でチャレンジになったことは?

城田優:リーダーシップを取ったことと、率先して自分の意見を言うようになったことですね。言い争いまではしませんが、喧嘩になるぐらい真剣に本音でお互いぶつかり合わないといけないと思いました。それぐらいの熱があれば作品にも良い影響を与えると思ったので、その後の作品の取り組み方にも心境の変化がありましたね。

俳優業の楽しさは?

城田優:様々な性格の人を演じることによって、自分では持っていない感情を知ったり、自分が普段感じている感情が尊く思えたり、自分の意外な一面に気付かされたりします。嫌な人間を演じたら、こういう人になりたくないなって思いますね。キャラクターと自分の性格を比べることで、自分の性格が良く判ったりします。人生の勉強です。自分を客観的に見られるのが楽しいです。

難しさは?

城田優:今から死ねと言われても、死んだことないですからね。体験したことのないことを想像で表現するのも役者の仕事です。これは大変な作業ではありますが、反面楽しみでもありますので、嫌になるほど難しいという気持ちはありません。

今後トライしてみたいことは?

城田優:メッセージ性があって、がむしゃらに何かに取り組む役が多かったので、辛い思いをしている人たちもバカみたいに笑えるような、娯楽に徹した作品に関わりたいですね。あとはホラー映画が好きなので、ホラーにもチャレンジしてみたいです。

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