40歳を過ぎて自分の最も好きなジャンルがミュージカルだと気づいた、出遅れ気味のシネマライター。歌や踊りのシーンになると胸も張り裂けんばかりに興奮。ゆえに音楽モノ再興の兆しは大歓迎。歌う門には幸せきたる!
行き当たりバッタリの迷プロットとその場しのぎのいい加減な展開で、正統な映画ファンをナメまくる神をも恐れぬ海洋冒険シリーズの最終章。3時間もの上映時間&CGで今回もパイカリ・ファンをノックアウトすることでしょう。3点のうち2点は全作中一貫してキュートだったキーラ・ナイトレイのステキな“白い歯”に。そしてあとの1点は人を食ったオバカ演技でトリックスターの役割を十二分に果たしたジョニー・デップに進呈。
元ボクサーのロッキーが過去の思い出に埋没する前半は胸がかきむしられる。チャンピオンとなって浴びた脚光が強ければ強いほど、その後の人生は色褪せて見えるもの。そうしたアスリートの影の部分を一世一代の当たり役“ロッキー”で描いたスタローン。改めて彼に惚れ直した。終盤の熱いパンチのラッシュを見てくれ、感じてくれ。このロッキー最終章は人生のトワイライト(たそがれ)にいるすべての人を奮い立たせるカンフル剤だ!
恋人に裏切られて傷ついたキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットの2人が、自宅を交換しただけでなぜ幸福になれたのか? それは単に生活圏を変えただけじゃない、自分や生きがい、そして男の見方を大転換させてくれたからだ。ケイトは感性の塊ジャック・ブラックに誠実さを見いだし、キャメロンは粋なイケメン紳士のジュード・ロウに意外な男の弱さを垣間見る。ロウが泣くラストなんてアナタ、男もグッときちゃいます。